ウイキペディアでマイレージ修行僧ということばで検索をしたところ、こんな説明が出てきました。
以下、Wikipediaからの抜粋です。
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マイル修行とは、航空会社の運営するマイレージサービスに沿って多頻度客へ提供される特典を目的とした、有償航空券による旅行の俗称。 そのような旅行者は短期間に多回数飛行機に乗り続ける上、体力と時間と貯蓄を消耗する心身の苦痛も伴うために僧侶の修行に例えられ、マイル修行僧と呼ばれる。通常これらの特典は飛行回数や飛行距離が一定のレベルに達することによって提供されるため、旅行好きが専らゲームとして行う旅行もあれば、日頃仕事で飛行機をよく利用する者が上級会員のサービスを求めて自費で行う旅行なども含まれる。
米系航空会社ではアジア地域内の自社便特典航空券を比較的少ないマイル数で提供しており、ビジネスクラスやファーストクラスでは現金での価格設定に比べて特にメリットが大きかった(例: 日本~ニューヨークをエコノミークラス格安航空券で2往復すれば、自社の運行するアジア都市間(東京~バンコクなど)をビジネスクラス特典航空券で飛ぶことができた)。この点に着目した旅行者達の間で、近距離特典旅行の獲得を目的として長距離の太平洋路線を閑散期の格安運賃で利用することが流行した。エコノミークラスでの長距離旅行は時間的・身体的に負担がかかり、しかもその旅行の目的地での観光や用事には大きく執着せず、その過程で得られたマイルや上級会員資格に大きな価値を見出す、というそれまでにない旅行のスタイルが、一般的な旅行の常識からかけ離れていたことから、僧侶の修行になぞらえて「修行の旅」というやや自虐的な表現が、ネットコミュニティを利用する旅行者の間で自然発生した。これらはいずれもネット以外のコミュニティやメディアでは見かけられない表現である。
1997年に日本航空や全日本空輸がそれまでのポイントプログラムを改良してマイレージサービスを始めると、日本国内線も対象に加わることとなる。米系航空会社の例と比較すると航空券価格・必要マイル数などでコスト的なメリットは少ないものの、上級会員特典を国内線利用時にも受けられることから、資格獲得を目的として短距離路線を頻繁に往復する修行も行われるようになった。
航空会社の提携・運賃の多様化・海外発券の豊富な情報を背景に修行のパターンは多様化しており、近年では海外発のファーストクラスやビジネスクラスを利用した最早「苦行」とは呼べない修行も見られる。
主な動機
総飛行距離に応じてマイレージと交換できる無料航空券や、上級座席(ビジネスクラスなど)へのアップグレード
年間飛行距離や年間飛行回数に応じて設定される上級会員資格には、ボーナスマイル・搭乗手続き・空席待ち・手荷物扱いの優先、空港ラウンジの利用などの特典がある。
短時間とはいえ旅行を通じて様々な機材や航空会社を体験したり、移動によって非日常な風景や事物に触れることもできる。飛行機への興味を膨らませたりと、本来の旅行の楽しみをマイル修行の過程で実感することも少なくない。
また、一定のルールの中で飛行距離を最大化する、などのパズルゲーム的な要素を楽しむこともある。
日本の航空会社に特有の現象として、上級会員組織(JGC、SFC)への入会を目的とした修行が挙げられる。1年(その年の1月1日から12月31日)のうちに一定の搭乗回数や搭乗距離に到達すると入会資格が与えられ、以後は搭乗実績、搭乗距離、搭乗区間に関係なく年会費を支払う限り特典が継続する。日常的に国内線利用の多いビジネスマンには特にメリットが大きいため、入会を希望しているものの日常の出張だけでは入会資格に到達できない場合には、自費での修行が必要になる。
主な手段
限られた予算内でのマイレージの最大化
飛行距離の獲得には、国際線では閑散期に安価で提供される長距離路線(全米4都市周遊の格安航空券によるフロリダ往復や南回りヨーロッパ路線、時に米国経由ヨーロッパ行きなど)が用いられる。国内線ではバーゲン運賃などの割引運賃を活用し、羽田と沖縄を往復する方法が一般的。
IATAや航空会社が個別に定める航空券の規則の範囲内で、遠回りのルートを計画する。
同じ路線が複数の提携航空会社から販売される場合(コードシェア便)に最も安い発券会社を選ぶ。
閑散期や決算前には、利用率の低い路線や競合他社のある路線を対象に割引運賃の提供やマイレージの割増加算が行われるため、これらの情報を仲間内で交換しながら経路を最適化することも行われる。
1990年代からソウル、バンコク、台北、コロンボ発、日本経由の航空券を日本語で扱う海外業者も登場した。日本の繁忙期に関係なく日本よりは割安な運賃が設定されており、特にエコノミークラスとビジネスクラスの運賃差が小さいことが特徴。日本の繁忙期に海外発券で利用できる座席数は限られているが、盆正月など繁忙期にしか休みが取れない旅行者は半年以上前から修行旅行を計画することで安く飛んでいる。ただし非居住者による利用増加と共に海外発運賃は値上がりの傾向にあり、また為替相場の影響を受け易いため、円安の現在ではメリットが薄れつつある。
飛行回数の最大化
航空券が安価な国内線区間、北海道・東京・大阪・九州・沖縄から離島などへのコミューター路線(例:羽田~大島~八丈島~羽田、伊丹~コウノトリ但馬、福岡~対馬、福岡~鹿児島、鹿児島~屋久島、那覇~石垣、那覇~宮古、那覇~久米島、札幌丘珠発着各便)がよく用いられる。
直行便を敢えて利用せず、小刻みに経由する(例:東京~鹿児島を、東京~大阪~福岡~鹿児島と経由)。
週休二日の社会人や学生が行う場合、週末の1~3日程度をかけて同じ区間を繰り返し往復する。
国際線普通運賃では乗継や途中降機の回数制限がないことから、海外で発券される安価なチケットを購入して国内線区間数を増やす。(海外発券ではソウル, シンガポール, バンコクなどが有名)
ルートきっぷ(ANA系)・美ら島きっぷ(JAL系)など、多回数搭乗出来る割引切符を利用する。
他にもタイ国内線の往復(バーツラン)といった方法もあるが、バーツラン対策として[要出典]、タイ国際航空が一部路線をスターアライアンスに加盟していない航空会社に運行を譲渡しているものの、バーツランで上級会員のステータスを得る修行僧も健在である。
上級会員資格の獲得・維持
スケジュールに多少の影響があっても、一暦年の間は単一の航空連合に加盟するエアラインに出張利用を集中したり、時に自費で航空券を追加購入して修行を行う。
日系航空会社で上級会員向けクレジットカード取得した場合、特典航空券に関心が低ければ以後の修行は行われない。その他の航空会社では上記を毎年繰り返す必要がある
主な悪影響
非効率な遠回り旅行は利用区間数を増やすこととなるため、繁忙期には航空会社の提供座席(=収益機会)を消耗する。また最短距離ではない経路では自動運賃計算システムが対応しきれないことがあり、旅行会社や航空会社の発券部門のマンパワーに負担をかける。
短期間に集中して地方路線を利用する場合、離島などの生活路線が混雑し、現地に暮らす人々のビジネスや医療機関の受診などが影響を受ける。また搭乗回数を増やすために乗継時間の短いスケジュールを立てた場合、前便が遅れると後続便の他乗客を待たせてしまう。
本来は多頻度客の待合時間の便利に供するために存在する空港ラウンジであるが、多くのラウンジを訪れてサービスを比較するなどラウンジ利用やそこでの飲食そのものが目的化した結果、「軽食や飲物を大量に取るなど利用マナーが悪い」「待ち時間の間に利用可能なラウンジを『はしご』する」などして他の旅行者にとって迷惑な行動も散見される。
ネットコミュニティでは、これらを快く思わない他の旅行者が用いる揶揄表現として、「マイル修行僧」、珍走団をもじった「珍乗」、「マイレージ・ジャンキー」などが見かけられる。
[編集] 航空会社から見たマイル修行の位置付け
マイレージの割増加算などのマーケティングツールによって旅行パターンを誘導できるため、不採算路線の閑散期の搭乗率を見かけ改善したり、平準化することができる。路線ごとの収益の向上には必ずしも結びつかないが、搭乗率は経営状態の指標の一つとして用いられるため、時に有用である。
同様に、競合他社が新規参入した路線で対抗したり、自社のより高額な運賃(例:正規割引運賃>格安航空券)に利用者を誘導したりする手段としても用いられる。
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12月、特に前半は特に駆け込みでステータスを維持するためにマイラー、修行僧とおぼしき人々が用もないのに短時間で遠距離、多くの飛行機に乗りますよね。 実は私もNYの大学院生だった頃、サンクスギビングや12月の最初の週末などにはLGA-IAD-LHR-FRA-HAJの往復やLGA-IAD-SFO-LAX-ORD-LGAなどの往復にいそしんだものです。
でも所詮、学生で親の仕送りで生活していた手前上そんなに旅行もできず、最高で年間91000しか飛ぶことはできませんでした。
なのでUAの1Kの人々はほんと凄いと思います。(会社の出張で日本に頻繁に行き来している人は別ですが。) 1Kの中には、仕事柄飛行機に乗らざるを得ない方々もおられますからね。 そういう人たちは私は尊敬はしません。 あくまでいかに安く遠い場所への航空券を探して乗っているか、それも自腹でマイレージを稼ぐ目的で乗っているかということが修行僧にとって重要なのです。
私の中でのマイラーは、日系航空会社のセグメントがおおいマイレージ上位会員とは違うのですが。 その方々はその方々で立派ですけどね。 わざわざ羽田ー大島ー八丈島などを飛ばれるんですよね。 LAX-SFOを往復50回っていうUAの上位会員もいますからね。
今は修行僧を卒業した私ですが、かつてな4泊で、EWR-LAX-HKG-SIN-NRT-HNL-LAX-SFO-FRA-IAD-SFO-JFKという飛行機を乗り継いだこともあります。 あの頃はまだ若かったし、Qクラスのバルク航空券でもマイレージでアップグレードできたし、今に比べればまだよかったです。
最近は自分が飛べなくなった分ブログに描かれている方々の応援をしつつ情報を得ていますが、この趣味もお金と体力がなければ続かないもの、皆さんがんばってください。
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