荒川静香の凄さ

今日、あらためて荒川静香の演技をユーチューブで見ましたが、今の浅田や安藤以上にトータルの質の高いスケートに関心しました。

まず、２００５年の全日本選手権のＳＰです。



この直前にコーチをタチアナ　タラソワから元弟子のニコライ　モロゾフに変更しましたよね。

ショートの曲はラフマニノフですね。　これからＬＰのショパン、幻想即興曲へ変更しましたが演技内容はほぼ同じです。　手を離すスパイラルもストレートラインステップも同じですし、はじめのトリプルルッツ　ダブルループのコンビも同じです。
この頃には最後のコンビスピンもレベル４を取りましたし、プログラムコンポーネンツも８点が沢山できていました。

コーチは、佐藤有香のお母さん、久美子さんがコーチですね。

そしてＬＰ。　この曲はその後ＳＰへ移行し、ＬＰの曲はトウーランドットになりました。



トリプルサルコウ、トリプルトウループがダブル判定になりましたかね？　２回ルッツがはいっての５３点台はそうでしょう。　最後のトリプルループがダブルになり、トリプルサルコウ、ダブルトウループ、ダヌルループがサルコウの２回判定ですが、やはりコンポーネンツが高いのでどうにか３位に入りトリノへ行くことができました。

彼女こんなこともできるんです。



トリプルサルコウ、トリプルトウループ、トリプルループの３連続３回転。　これ１３．５０の基礎点です！　ま、本番ではやりませんでしたけど。

この体のやわらかさ。　スパイラルやスピンでは村主なんかは真似ができませんし、あの幼児体型で足の短いアレクサンドラ（サーシャ）コーエンよりも見栄えがしますしね。

で、いつものほほんと落ち着いていて。　この試合の前、飛行機事故に遭遇して胴体着陸を体験したことをほろろって話してました。　

未だに３回転を平気でこなしてしまうのもすごいです。　伊藤みどりなんか試合から遠ざかったらトリプルトウループも飛べませんでしたから。

でもみどりちゃんもすごかったですよ。　例えばこれ。



トリプルアクセル、トリプルトウループです。　もう少し体をしめてあの巻き足をやめれば４回転アクセルもできそうな感じ。

やはり才能のある人はすごいです。